2006/06/13

嫌われ松子の一生

中谷美紀は美人だと思うけどあまり好きな女優さんじゃなかったが、この作品を観て「いい女優さんだな。」と思った。内容は体の弱い妹がいるため父親に愛されないと思い込んでいた松子が教師になったものの不祥事を起こし辞めざるを得なくなり、しかも不祥事を起こしたときに父親に日ごろから妹には優しくしているのに自分が健康なのを妹に見せ付けていると父親に勘違いされ、追い詰められた松子は妹の首をしめてしまう。そのことがきっかけで勘当され、その後はろくでもない異性を好きになり、好きになるたびに裏切られそのたびに絶望ししまいには河川敷で他殺体で発見。弟が亡骸を引き取りにいくのだが、弟はすぐに福岡に戻らなければならず東京にバンドデビューを目指して上京したもののうだつがあがらずだらしなくすごく息子に松子の住居の整理を頼む。それがきっかけで息子は松子の人生を知り、自分は愛されなかったと信じていた松子は実は妹や父親はじめすべての人から愛されていたということを知る。父親が実は自分を愛してくれていたことは松子が家をでて間もなくなくなってしまったが、松子が存命中知ることができた。
「愛する人に愛されたい」という願望をかなえられないまま死んでいった松子はもしかすると「フランダースの犬」のネロ少年よりもっとかわいそうかもとも思ったが、松子自身はいつも正義の人ではなくそれなりにずるかったり卑怯だったりするのでそれほどの悲愴感がなかったのだと思う。そして、人生どん底の状態で命果てるわけだがその死の直前それでもどん底から這い上がろうという強い意志をもち、自分は這い上がれるという前向きな気持ちのまま命絶えていったためこの映画がみじめでつらい映画にならなかったのだと思う。わたしにとっては娯楽作品としても楽しめたし、心の隙間をうめる何かもあった作品だったと思う。
松子は筑後川の風景を愛し、波乱万丈な人生ゆえ実家から縁を切られてからも荒川のそばのアパートに住み人生のどん底に落ちてだらしなく生きている時期はよく荒川の風景を眺め筑後川を思い出していた。私も子供のころから某流域面積をほこる河口付近の風景はおなじみで、地元を離れた旧友の中に
「川のそばはなんとなく和む。」
という旧友がいてそんなもんかなって思っていた。私は結局就職してからにたような風景が当たり前のエリアに住み続けたからだ。仙台にいたときは関東といってもI県は東北の延長上にあるように感じたし、独身で身軽だったのもあり連休が続くと実家や東京の友達のところに遊びにいったりしていたので、それほどの郷愁はかんじなかった。
でも富山はただでさえ日本海側にあり、3,000m近い山並みがすぐ側にそびえいままでと全く違う風景を持つ土地だ。それはそれでとても楽しい。だが、年に多くても4回くらいしか帰らない実家の川の風景をみると、当たり前のときは「平凡だな。」と思っていた川の風景がやけに美しくみえた。旦那にそれを話すと、彼は私と結婚してからみるようになった川の風景にそれなりの美しさを感じていたらしい。彼は下町で生まれ育った自称都会の人だ。(私はほぼS県といってよくからかっている。)映画のなかの荒川の風景はまちがいなく荒川の景色だった。でも筑後川という風景がなんかみたことある風景なのだ。スクリーンに川の風景がでるたびに何か証拠になるものはないかと必死に探した。エンドロールでついに発見。
協力S市役所
私が通った高校のある街である。同級生の皆さん、もし観にいったら注目してほしい。そのS市も今は合併でK市になってしまった。上映開始から大分たってしまったが。テレビ放映の時はS市の風景はカット対象だと思うがDVDで見る機会があったら注目してほしい。

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2005/06/24

父母21世紀の野望!

旦那の21世紀の野望それは「スターウォーズ全話をいっきにみること。」だそうです。ついに完結するらしいですね。^^;旦那は
「おでの野望が果たされる日も近い。」
と怪しげな笑みを浮かべてます。
すでにチケットをゲットされている方もおられるようです。この方のブログで、

でも、子供がいるからいけないって人も多いので土日だけでも館内に幼児向けの託児所みたいなのつくるとか。

という記述がありましたが、最近シネプレックス系の映画館は託児所があるところが増えてきました。富山でもファボーレ東宝とイオン高岡の映画館は託児があったような気がします。(要・確認)専業主婦の皆様は是非利用すべきだと思います。たまには息抜きも必要です。単に託児所をおくだけでなく、安全に託児してもらえるような施設にしてほしいです。スキー場では事故結構おきましたよね。
台場のショッピングモールで託児つきのところがありますが、そういうところ増えてほしいです。親族に預け先がある人はいいけど、そうじゃない人も世の中にはいるので。我が儘と言われてしまえばそれまでですが、たまには子供の入れないお店でおいしい物を食べたいです。
母親の我慢は本当に美徳なんでしょうか?
最近劇場で子供と一緒に入れる席を設けているところがあり、劇団四季の公演もその1つなのです。もともと私がステージマニアでNHK系のファミリーコンサート(レギュラーではなくOB・OGが行っている公演)なんかによく子供と行くのですが、現時点では
「子供と一緒に四季みてももったえないだろうな。」
と思います。2時間にわたる公演はおそらく子供は集中できないことでしょう。そして途中から子供を騒がせないのに注意を払わなければならなくなり、かえってストレスが・・・。
映画よりステージものの方が好きです。ライブ感が好きなのもありますが、就職してとある都市にシネプレックスが誕生するまで映画館のある町に住んだことがありませんでした。映画の楽しさに目覚めたのは、娘を妊娠する直前でした。そして初めての育児のドサクサで再び映画から遠ざかっていきました。
富山にきて大変我が家本意の理由で朝のテレビがNHKからフジになり、新作映画の情報がチェックできるようになり再び興味はわいているんですけどね~。平日も保育園にやっている娘を休日も託児所に送り込むのはちょっと罪悪感。
その娘も3歳、もう少しすれば「コナン」とかアニメなら観に行けるかもしれません。それより何より、最近テレビのダンスシーンなどを観ると集中する娘に、怪しく微笑む私です。母娘で観劇(宝塚・ミュージカル・バレエ等)できるXdayまであと少しです。娘の発表会ってのもありだわ、フッフッフ^m^。

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2005/06/10

スイング・ガールズみたぞ!

最近「みたぞ」シリーズが続いてます。
スイング・ガールズ、予想どおり楽しい映画でした。他にいうことはないです。楽しんだのは旦那と私だけでなく、3歳の娘も曲がながれるとおしりフリフリしながらスイングしてました。うちの娘は「スイングできる人間」のようです。そして、「ママ、ねずみ作って。」と言い出しました。しょうがないので作ってあげました。050610_0751001b前回のクマ同様びみょうーなねずみです。
そして笑っちゃったのが、自分の持ってるスプーのラッパ(おかあさんといっしょのキャラクターが持っているラッパのおもちゃ)につけてと言い出しました。050610_2218001もうちゃんと映画のシーンを記憶しているらしいです。なぜねずみなのか、なぜわらちゃったかは映画をみればわかります。ごらんあれ!

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2005/05/25

「Shall we dance?」をみたぞ

リアルな世界で私に関わる皆様へ。表向き私も旦那もは休日出勤になってます。くれぐれも保育園関係者にはチクらなにように。

ようやく念願かなって映画「Shall we dance?」を観ました。よかったです。ギアおじさんすごくかっこよかったです。多少はUSAのスタイルに合わせてアレンジしてあるというのは「目覚ましテレビ」のインタビューで聞いてましたが、全体通して制作者の日本版に対する愛を感じました。
一番違っているのはやはり家族のあり方で、私自身はUSAの家族のあり方すごく感心しました。妻は一流デパートのキャリアで、販売について職場で指揮する姿や家では食器洗浄機や洗濯乾燥機乾燥機をごく普通に使ってたりするのですが、パパの誕生日となればティーンエージャーの子供達も一緒にママの手作りの料理とケーキで祝い、風呂上がりには妻が夫の手にハンドクリームをぬってあげたり、休日は親子で庭の手入れをしたりする。
何よりもすごいなと思ったのは、美人ダンス教師にいたいとこつかれてダンスクラスから足が遠のいたが後ろ髪引かれるようにダンスクラスのある駅でおりてばったり息子と出くわすシーン。パパとばったり会った息子が当たり前のように「ちょうどいいや、パパに会わせたい人がいるんだ。」と言って自分の彼女に会わせるシーン。理想の家族を目の当たりにした感じでした。妻が仕事を持つことは日本でもごく当たり前になってきて私自身仕事をしているけど、つい仕事のことで余裕がなくなり、夫婦の和を保つことにはかなり苦心してる私、そして結婚直前までつき合っている人がいることを一言もいわずにすませた私は、思春期の子供達の異性の友達とどんなふうに接したらいいかを考えるともう夜も眠れなくなりそう、そんな私に大きなヒントをくれた作品だと思う。もちろんフィクションでいいとこだけの家族なのかもしれないけど、妻が仕事を持ちながら夫や家庭を愛する姿を映像でみたことはわたしにとって大きな励みになった。
それとダンスシーン、やっぱりUSA版の方が断然いいです。やはり芸のレベルが違う。演技面では日本の役者もすごくよかったと思し、ダンス教師としてダンスのプロの草刈民代さんをキャスティングし、彼女の存在を上手に生かした監督もあっぱれだと思う。でもさすがハリウッドの役者さんは演技以外の芸事(歌・踊り・魅せようとする意欲)のレベルも高いなと思います。ダンスに対するテレがなければレベルも高いのでも観ていて気持ちがいい。
育ちのせい(帰国子女ではありません。父母とも出身地から離れて生活していたため親族との関わりが薄く、新興工業地帯の社宅や新興住宅地で生活したため人間関係が希薄な環境だった)もあると思うんだけど、自分の感情や思ったことをストレートに表現することの引け目って私はすごく気持ち悪い。別に自分の感じたことや思ったことを相手に強要する気はないけど、自分とは違う感じ方や違う考え方を否定したり敬遠したりするのはどうかと思う。家庭における妻のあり方・夫婦のあり方やダンスのあり方など、むしろ私はむしろ日本版よりUSA版の方が共感できました。
でも原作は日本人なわけで、こんな風に世界で日本人の作品が好意的に受け止めてもらえるのは同じ日本人としてとても嬉しいです。改めて日本版のすごさを感じました。
日本版の上品でかわいらしいたまこ先生も大好きだったけど、USA版の元気でかわいらしいMISS.ミッツィーも素敵でした。日本版では同僚は同期入社にもかかわらず出世コースから外れてる設定だけど、USA版は嫌われているというだけで同じ弁護士でした。USA社会では実力のない奴は組織に存在できないのね・・・。ジェニファー・ロペスはCMとかポスターではちょっと下品な感じにみえたけど、映画ではそんなことなかったし。一緒に観に行った旦那も、
「思ってたよりずっとよかった。」っていってました。
全体を通して日本版との違和感を感じることなく、楽しくて笑える映画で且つラストでホロッとさせとてもよくできてました。万人受けするがためにストーリーの奥行きが足りないってこともなかったです。人にもよると思いますが、私はラストはUSA版のほうが気持ちよかったです。
日本版が大好きな旦那に、
「社交ダンスやろうよ。」
と誘ったら、速攻
「いやだ。」
という返事が返ってきました。ちぇ、つまらない。会話がすごく日常的で、英会話の勉強のためにもDVD購入を検討したい一作でした。
ちなみにオペラ座は予約しちゃいました。

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2005/01/30

試写会で「オペラ座の怪人」をみた

試写会で「オペラ座の怪人」をみた。
ミュージカルが大好きだ。3歳から入った保育園で子供向けの演劇をみてから、「将来は劇団に入って演劇をする。」と決めていた。でも長子の父母に、「芸能の世界はまっとうな人のいくところではない。」と教えられ、母から「ブスだ。」とはっきり教えられ、「この分では玉の輿は難しい。かといって不幸に耐える妻もやってられない。ここは1つ大学にもいってまっとうに就職するほうがよいらしい。」と思い、芸能の世界はあきらめた。
それでも中学生くらいになって映画音楽からミュージカルの世界を知り、ブロードウェイのことをしって以来、いつかブロードウェイで本物のミュージカルを観るのが夢だった。夢は実現し、ニューヨークにいってミュージカルを観た。
目的はそれだけではなかったので、結局1作品をBRING IN ’DA NOISE, BRING IN ’DA FUNKを観た。セレクト理由は「日本でチケットを買える作品で(当時)日本で上演されてなかったもの。」だった。それはそれで、全幕英語でストーリーが5割くらいしか理解できず、バラードシーンは時差ぼけもあり寝そうになった。すべてのキャストが黒人で、タップダンスで構成されたステージはものすごい迫力だった。

また行きたいんですがだれか一緒にいきませんか?
それとも欧米で女性1人でミュージカル観劇ってありなんでしょうか?
治安上(終演時間が結構おそいし)とマナー上どうなんだろうなって思うのですが。
日本の作品は最近1人でも観にいってしまうんですが。
どなたかご存知だったら教えてください。

そんな私のはまりミュージカルの1つが「オペラ座の怪人」。(すごく重いです)他は今のところ、「ウエストサイドストーリー」「コーラスライン」でいずれも映画版のDVDを持っている。現在子育て真っ最中の私はステージや映画を1人で観にいくのははばかられ、もっぱら自分好みのミュージカルのDVDをコレクションすることに喜びを感じている。だめなんですよ、1作品みるとどんどん観たくなっちゃって。
そんな私の元に朗報が、「オペラ座の怪人映画化」その日から私はひたすらその映画がDVDになるのを心待ちにしていた。そして公開の前宣伝が入るようになったある日、劇団四季好きの非常勤さんから、
「試写会応募したんですよ。はがき1枚で2人いけるから、あたったら観にいきますか?」
とそれはもうありがたいお声をかけていただいた。もちろん、「是非にお願いします。」と返事した。
見事当選、で、先週の木曜日観て来ました。
旦那のいうとおり、
「DVDでテレビ画面で見るよりスクリーンで見たほうが迫力」でした。
「オペラ座の怪人」は新橋演舞場と日生劇場で四季の公演をみたことがあり、最初に新橋演舞場見たとき、ロックのリズムにオーケストラとパイプオルガンの音がビシッとはまっていて衝撃を受けました。音楽がものすごく気に入ってもう1度日生劇場でみたのですが、そのときは雪の日の夜の公演だったせいか、役者の皆さんの喉のコンディションが悪くちょっとがっかりでした。そして曲はそらでも歌えるのにストーリーが最後どうなったのか全く覚えていない。CD聞いてたせいもあるのですが。
怪人は最後どうなったんだろう?
今回映画をみてようやくストーリーがわかりました。でもストーリー忘れてるから、ヒロインが怪人を選んだのかラウル選んだのかもすっかり忘れていて、映画の途中、中盤ラウルと恋に落ちるシーンでこのままヒロインが幸せになったら私はこの作品は嫌いになるかもって思いました。今回改めて見てみて、この映画の音楽を上手に歌うのは結構大変だなって思いました。
映画は常にコンディションのいい状態で歌が聴けてよいです。映画なりの画像としての迫力もあってよかったのですが、画面展開が速すぎてしんどいことがありました。それと群舞シーンがもう少し入ってた方がよかったな。ミュージカルが好きで見ている人はいいですが、普通の映画ファンだと歌が続くシーンがありつらいかもしれません。非常勤さんは、「この作品について予備知識がなかったら途中で帰ってました。」っていってました。舞台だと休憩入るけど映画はそうはいかないのでちょっとつらかったです。
私は歌のシーンは字幕はほとんどみてなくて、頭のなかで劇団四季の歌詞が流れてました。浅利さんの訳よくできてるなって思いました。
最後の怪人の住みかのクリスティーヌの台詞がとても好きでした。それを聞いて「ああ、やっぱりこの作品好きだな。」って思いました。
ステージでもう一度観て見たいです。四季バージョンだけじゃなくてロンドンやニューヨークでも。(やってるのかな?)
DVDも買います。ああ、発売日が待ち遠しい。(まだまだだけどね。)


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